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礼拝(2010年1月10日)

『教会の祝福と課題』使徒の働き 6章1~7節) 2010.1.10.

今月末の教会総会は、個人と教会の信仰の歩みの定期健康診断とも言える。データを基にして、これまでの歩みと現状を振り返り、将来の展望に向けて備える良い機会である。教会について、教会と自分との関係について考えることで、自分の信仰も点検したい。

Ⅰ 【主の祝福である教会の成長】
①信者の増加
聖霊降臨によって誕生した初代エルサレム教会は、聖霊の働きと使徒たちを中心とした大胆な信仰の証しによって、短期間のうちに信者が急増していた(2:21,47,4:4,5:14,6:1,7)。これは「主は彼らとともに働《かれた(マルコ16:20)顕著な証しである。
②多様性を抱える群れ
信者の増加でいろいろな人が集うようになることは、教会がそれだけ間口が広がり、福音が普遍的である証しである。人種・言語、生活背景・環境、職業、性別・年齢、趣味・性格などを越えて、キリストにあって一つとなれるのが教会のすばらしい点である。
③多岐に広がる働き
教会に集う人が多種多様になれば、当然その活動も多岐に広がる。それらは必要に応えるために自然発生した愛の業である(4:32以降)。自分の持っている特長・賜物を生かして互いに仕え合う麗しさがさらに人々をとらえ、愛の源なるキリストへと導かれて行った。

Ⅱ 【成長の中にある課題】
①派閥の発生と対立
人数が増えると派閥・グループが自然にできて来る。グループ内の意思の疎通はさほど問題がなくても、外部とのコミュニケーションが上十分になってくると、やがて対立関係に発展することがある。小さい群れが成長した結果、分裂に至るならば残念なことである。
②偏りの発生と上満
小さいグループの時には目が行き届くが、人数が増えるとどうしても偏りや漏れが生じる。上満の声は配給についてであるが、より深刻に受け止めるべきは、主の前にある一人が無視・軽視され、大切にされていないことである。私たちの交わりは大丈夫だろうか。
③混乱の発生と悲鳴
愛から自発的に始まった奉仕が、いつの間にか権利・義務となり、使徒たちの本分である祈りと御言に仕えることが脅かされていた。”GoodがBestの敵”になったことに、使徒たちは危機感を感じ、教会全体に現状を訴え、改善を促した。

Ⅲ 【課題に向き合う教会】
①声を上げる教会
問題課題に気づいた人が声を上げることから、課題に向き合うことが始まっている。一人一人が見える分野・範囲は違うから、誰かが言うだろうと任せてはならない。声を発する自由が教会にあるだろうか。また、声を上げる勇気が私たちにあるだろうか。
②声を聞く教会
文句・上満・悲鳴を教会は無視しなかった。声に表された痛み・悲しみ・叫びをしっかり受け止め、集まって考え始めた。また、解決のために神のみこころを伺い、原則を再確認し、具体的な対応においても聖霊の助けと知恵を仰ぎ求めた。
③声に応える教会
聞いただけで終わらせないで、神のみこころに沿い、人々の必要に応え得る具体的な提案が使徒たちから出された。それを教会は承認し、人選し、使徒たちは主に祈って彼らを任務に就かせている。ともに考え、祈ってくださる愛兄姉は教会の宝である。

<結論>。ルール作り・組織化・役割分担と協力という具体的解決策の土台に、声と心を交わし、お互いに建て上げて行く愛のキャッチボールがあった。これこそ教会の生命であり、「神のことばはますます広まって行《(7)く原動力である。(H.M.)

 

                       
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